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- どんなものに気をつけたらいいの?
- シャンプーは髪をダメにするの?
- リンスも髪をダメにするの?
- 体がかゆくなりませんか?
- 入浴剤で疲れはとれるの?
- 台所用洗剤で手が荒れるの?
- 洗濯用洗剤も経皮吸収されるの?
- 化粧品できれいになりますか?
- 一生に何本の口紅を食べるの?
- スキンケアは安全なの?
- 毛染め剤に入っているのは?
- 歯を磨くと味が変わるのはなぜ?
- マウスウオッシュの効果は?
- ベビー用品は大丈夫なの?
- 電子蚊取りはなぜ危険なの?
- どうしてそんなものが商品に・・・?
■どこら手をつければいいの?
毎日取り込んでいるたくさんの有害物質のなかで、排気ガスや水道水に含まれる塩素、化学物質が土壌に染み込んだ田畑からとられる野菜、汚染された海でとられた魚介類、レストランやホテル、旅館などで出される料理の素材などは、自分自身が避けようとしても選択のしようがないものです。それを拒んでいたらそれこそ、この地球上に住めなくなってしまいそうです。決してあきらめるわけではないですが、家庭など身近で「経皮毒」となる有害物質が入った日用品を回避し、安全な製品を使うことが本当に大事なんだと考えます。
■身近な日用品から厳しくチェック!
まず最初に取り組む必要があるのは、シャンプーやリンス、ボディソープ、歯磨き剤、入浴剤、台所用洗剤、洗濯洗剤など家庭内の水まわり製品を安全なものに替えることです。
これらのほとんどの製品には、石油から作られた合成界面活性剤が使用されています。合成界面活性剤は皮膚表面の細胞を破壊して、他の科学物質が肌に染み込みやすくなる作用をもっています。また、これらの製品には合成海面活性剤以外にも、保存料、香料、着色料、など有害となる合成化学物質が含まれています。それと同時に、化粧品やスキンケア製品です。ここにも合成界面活性剤や湿潤剤、発泡剤、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、香料、着色料などが添加されています。 有害化学物質は、皮膚障害やアレルギー症状を引き起こす可能性があり、さらに発がん性物質や環境ホルモンとして認定されているものもあります。
■シャンプーは経皮吸収されやすい
市販のシャンプーには、ラウリル硫酸ナトリウムやラウリルエーテル硫酸塩など、合成界面活性剤が使われています。さらに、化学物質の侵入を助ける運びやさんのプロピレングリコールや品質保持のためのエデト酸塩、安息香酸などがほとんどの製品に含まれています。
製品によっては使用効果を高めるために天然成分の含有を強調していますが、その効果を補助する目的でさらに化学物質を添加していることもあります。また、乳化剤として使われる化学物質には、シャンプーに含まれる不純物と反応し、発ガン物質のニトロソ化合物を生成するものがあるそうです。頭皮は角質層が薄く、経皮吸収されやすい場所です。その頭皮に界面活性剤やプロピレングリコールが接触すれば、皮膚バリヤーが壊され他の有害化学物質までが簡単に浸透していくことになります。それを毎日繰り返し有害化学物質を蓄積しつづけているのです。
■髪の毛ツヤツヤ、サラサラにだまされないで・・・毛髪にもダメージが・・・
テレビのコマーシャルなどで、モデルがつやつやした長い髪をフワーッとなびかせるシーンがありますね。私もついつい心をひかれます。使用感がいいので、キューティクルがツルツルになったような気がしますが、本当はキューティクルをワックスで包み込み、さらさらの髪のように感じさせているんですね。
実は合成界面活性剤が入ったシャンプーは頭皮だけでなく、毛髪にもダメージを与えるのです。キューティクルと呼ばれる毛髪細胞は常に呼吸していますが、ワックスでコートされてしまうと大事な呼吸ができなくなります。やがてキューティクルは栄養が行き届かなくなり、つやがなく、茶色く、細くなって抜け毛の原因にもなります。
■フケ、かゆみ、抜け毛の原因
シャンプーを使った後は、よく洗髪をしないと、合成界面活性剤が毛根の周りに詰まってしまい湿疹を起こしやすいようです。フケ、かゆみ、抜け毛、かさぶたなどをストレスが原因だなんて考えている人が多いようですが、一番の原因は化学物質の可能性があります。
■リンスの香りは合成界面活性剤
リンスに配合されている合成界面活性剤は、使用感を高めるために陽イオン系界面活性剤といって殺菌剤、帯電防止剤、柔軟仕上げ剤が使用されています。これは、シャンプーに使われている合成界面活性剤よりも強力で有害な作用を示すことが多い化学物質です。それに加えて、香料や着色料も合成化学物質からつくられたものを使用しているのです。髪をサラサラ、ツヤツヤに保つはずのリンスが、髪を細くしたり、毛根を弱くしたり抜け毛の原因になっているということです。
■シャンプー・リンスに含まれる環境ホルモンが子宮内膜症の原因?
シャンプーやリンスには、環境ホルモン、エストロゲン作用の可能性がある化学物質を危険な状態で使用しています。エストロゲン作用を持つ環境ホルモンが動物のメス化を引き起こすことは実証されているそうですが、女性の月経周期や妊娠・出産にも影響を与えているのではないかと考えられているそうです。
もし、妊娠・出産に影響を与えているとしたら当然、お母さんのおなかにいる胎児への影響も考えられます。近年、出産にまつわる事故、不妊症、早期出産、奇形児出産、死産が多発しています。産まれてきた子どもに先天性の障害が起きている可能性もあるのです。
■脱脂力が強いボディソープ
私たちの日常生活の汚れは、排気ガスのほこりなど油性のものが多くなっています。そのためボディソープは、油や汚れを落とす洗浄力を強くするために、濃度が濃い合成界面活性剤が使われますが、脱脂力が強いと、大事な皮脂まで洗い落としてしまうので、人によっては老人性乾燥肌(皮脂欠乏症湿疹)などになってしまいます。
さらに保湿剤としてプロピレングリコールなどが加えられ、防腐剤や香料が加わります。防腐剤には安息香酸やパラベンが使われますが、皮脂に強い刺激を与えるので炎症を起こすことがあります。
■ほとんどの石けんはボディソープと同様化学物質からできています
「ボディソープは危険だから、石けんを使っているの」という人がいますが、市販のほとんどの石けんは、昔と違って化学物質が多数含まれた「複合石けん」なのです。
昔、学校の水道の蛇口に、みかんの袋に入れてつり下げられていた、固くヒビの入った石けんを知っている方がいらっしゃいますよね。化学物質が使われていない石けんは、あんな風に固くなってひからびたようになってしまいます。
今の複合石けんは、合成界面活性剤や保湿剤のせいで、いつもソフトな使用感がありますが、暖かいお風呂場に置いておくと溶けてふにゃふにゃになってしまうくらいです。確かに使い勝手気持ちいいかもしれませんが、成分はボディソープと同じです。
■ゴシゴシ荒っていませんか?
「泡をいっぱいたててゴシゴシ洗うのが好き」「泡がたくさんないと洗った気がしないし、キュッキュッといわないと気持ちが悪い」という人がいますが、私は角質層を壊さない脱石油、天然由来の石けんやボディソープを使い、ゴシゴシ洗わないように心がけています。
■有名温泉の素が粉なんて・・・
私は昔、カラフルな入浴剤をあれこれ試すのが好きで、特にゼリー状のボールを手のひらでゴニョゴニョしながら湯船で溶かして入浴していることがありました。また、疲れた日など、今度は温泉気分ということで、有名温泉地名の入浴剤を楽しんでいたこともありました。
しかし、いつも思っていた素朴な疑問は、どのようにして温泉の天然成分を粉にできるんだろう?ということでした。塩みたいに温泉を蒸発させたら成分が残るとか…? でもそれは、とんでもない思い違いでした。ほとんどの入浴剤は温泉地名とまったく関係がなかったのです。市販の入浴剤の主な成分は、炭酸水素ナトリウム(重曹)です。それにチンピエキスやトウガラシエキスの成分を加えています。
■入浴剤には化学物質がこんなにたくさん
当然のことですが、合成着色剤、保湿剤のプロピレングリコール、化学物質の香料が入っています。殺菌剤としてサリチル酸が含まれていることもあります。
合成着色剤は皮膚障害を起こします。プロピレングリコールは角質層から化学物質を取り込む運び屋です。香料は、入浴中吸引によって粘膜から吸収、蓄積されアレルギーを誘発します。サリチル酸は染色体異常を誘発することが判明し、食品添加物として使用禁止にもなっています。
効能には「疲労回復、湿疹、肩こり、冷え性、神経痛、リウマチ、痔、あせも、しもやけ、うちみ」など、まるで本物の温泉みたいに効き目があるように書かれていますが、私に言わせると「疲労困ぱい、湿疹などの皮膚障害、子宮内膜症など」と書いてあるように思えてしまいます。
■お風呂は「経皮毒」にとって最悪の条件
入浴中は体の温度が高まって角質層が柔らかくなっています。しかも全身を湯船に浸けている状態です。体のなかで一番経皮吸収されやすい場所は性器や肛門などですから、これほど有害化学物質の侵入に対し打て無防備な状態はありません。健康な皮膚でさえ殺菌剤や保湿剤などで角質が破壊され有害化学物質に冒されるわけですから、皮膚が弱い人やアトピー性皮膚炎、アレルギー症の人は、『入浴剤』の使用は控えた方が良いでしょう。
※天然、無添加と書かれていても、実際の成分(裏面)をチェックしてみると、石油系化学物質が多数使用されている場合がほとんどです。迂闊に手を出さず、先ずは当サイトの合成化学成分DBでチェックしてみましょう。
■イトミミズが溶けた・・・
台所用洗剤をためした実験のビデオをみたことがあります。合成洗剤にイトミミズを入れるとどうなったか想像できますか。私は死んでしまうと思っていました。でも実験結果はそれ以上で、溶けて薄茶色の液体になってしまったのです。イトミミズと私たちの体では大きさが違いますが、私たちの皮膚もきっと同じように溶けているかもしれないと怖くなりました。
■市販台所用洗剤の成分は?
市販されている台所用洗剤のほとんどは、幾種類もの合成界面活性剤でつくられた合成洗剤です。合成洗剤は環境破壊にもつながる有害化学物質ですが、経皮吸収の面から考えると、細胞毒性と呼ばれる、細胞膜を破壊する作用がもっとも危険な障害です。
破壊された細胞からは、界面活性剤自体の毒性だけでなく、洗剤に使用されているあらゆる有害物質が侵入する可能性があります。ラットを使った実験では、合成洗剤を塗ったラットの体毛がはがれ、皮膚は赤く腫れ上がり、肝機能や腎機能など内臓障害を起こし死亡するものがありました。これは、破壊された皮膚細胞から侵入した合成界面活性剤が血流に流れ込み、内臓器官に到達し、内臓細胞まで破壊してしまったと考えられます。
■手のひび割れは台所用洗剤が皮膚の角質層を破壊した証拠です
台所用洗剤で手にひび割れができた経験はありませんか。これは、合成界面活性剤がバリアーである皮膚の皮脂膜と角質層を破壊した結果です。このような状態は有害化学物質がさらに入り込みやすい状態だといえます。そのまま使用を続けると、アレルギー反応やアトピー性皮膚炎になってしまうのでしょうか。
テレビのコマーシャルに重油にまみれの水鳥を台所用洗剤で洗うシーンがありました。助けてあげなければいけませんが、市販の台所用洗剤にも皮膚細胞を破壊する有害化学物質が入っているのですから、安全な洗剤を選んで洗ってあげないと、ラットのように多臓器不全を起こしてしまう・・・と心配になりました。
■生乾きの臭いを消す殺菌剤が皮膚炎の原因になっています
洗濯物の生乾きのいやな臭いは、合成洗剤の洗浄力不足が原因です。衣類に残っているタンパク質などの有機物質の汚れを細菌が餌にして増殖し、分解したときの産物によって臭いがでてくるのです。その不快臭を取り除くために、市販の洗濯用洗剤には別の殺菌作用のある科学物質が添加されています。
当然、洗濯した衣類には、化学物質がすすぎ残されます。アトピー性皮膚炎などで過敏になった人は、そんな衣類に触れただけでかゆみが増して、症状がひどくなる人が多くいます。
■汚れが落ちたのではなく、蛍光増白剤の白さです
テレビのコマーシャルでは洗った後の洗濯物の白さが強調されます。とってもきれいに落ちているように思えますが、白く見せかけるために蛍光増白剤として有害化学物質が入っているのです。
こんな実験がありました。洗濯したての手ぬぐいを豚まんを蒸すとき、上にかぶせて使ってみたのです。蒸した後、手ぬぐいを外した豚まんをブラックライトで照らすと蛍光増白剤が豚まんに付着して青く光っているのです。これと同じことが私たちの衣服に付いて起こっていると思うと恐ろしくなりませんか。
蛍光増白剤は、物に移る性質があるそうです。衣類に移り残っているならば、肌に傷や病気があったり、赤ちゃんのように角質層がまだデリケートな場合には、障害が起こる可能性があります。通産省はガーゼ、包帯、乳幼児の肌着・よだれかけなどの洗濯には蛍光増白剤の使用を禁止しているですが、ご存知でしたか?
■環境汚染の心配です
合成洗剤は家庭排水のなかで、環境汚染の筆頭にあげられる化学物質です。流された合成界面活性剤は、河川や海に流れ込み、水質汚染を引き起こします。当然、川や海に棲む生物の生態系にも悪影響を与えます。
合成界面活性剤の中には発ガン性物質や環境ホルモン物質も多く存在しますから、食物連鎖によって最終的には私たちに還ってくることになります。
■化粧品に含まれる化学物質は一日中顔に付着しています
考えてみれば、きれいに見せるために皮膚に何かを塗りつけるのは人間だけですね。化粧品には生活必需品として、洗顔石けん、化粧水、乳液、クリームなどの基礎化粧品、メイクアップ用化粧品、香水などがあります。
最近では、女性用だけでなく男性用や子供用まで発売され、流行に合った色彩や香り、潤いや美白など効果・使用感を競い合っています。
化粧品の原料は、油脂成分と添加成分に大別することができます。油脂には主にヤシ油、パーム油、椿油などが使用されます。ヤシ油、パーム油は化粧石けんとして、椿油は乳液、クリームなどに多く使用されています。
乳液などを乳化させる乳化剤としては、界面活性剤が使用されています。有毒性が強いアルキルベンゼンスルホン酸(シャンプーに使われている物ですが)なんて難しい名前の合成界面活性剤や、湿潤剤としてプロピレングリコール、その他、発泡剤、保湿剤などが含まれています。保湿剤にはグリセリンやソルビトールが使用されていましたが、最近では遺伝子組み換えのコラーゲンも大量に出回っています。さらに防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤など添加されます。
これらは経皮吸収され、長い時間をかけて体内を巡り、体のいたるところに溜まって、蓄積されていきます。それが肌をきれいに若返らせてくれるものでしょうか。障害が表面化するまでに時間がかかり、複数の有毒成分が関係するために、明確な原因が特定できなくなります。
■コマーシャルに惑わされないで
美白やハリ、潤い効果、皮脂の汚れ落とし、色落ちしないなどを宣伝文句にしていますが、その効果を発揮させるためには驚くほどたくさんの化学物質が使われているのです。
実は、私たちが望んでいる皮膚を健康に保つヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分は、分子が大きいためほとんどが皮膚の表面に溜まっています。反対に分子が小さく有害な、界面活性剤や保湿剤や湿潤剤などが経皮吸収され肌荒れの原因となっています。
肌が荒れると、化粧品で見た目をよく見せるために、さらに効果を期待して使用をつづけるという悪循環になってしまいます。化粧品を使うと一日中つけているわけですし、化粧直しにその上から塗って、仕事の終わりにまた塗って…。そんなに老化を急いでどうするのですか。と言いたいです。
■口紅は合成化学物質のスティック
江戸時代には「京紅」といわれ、京都が口紅の主生産地でした。当時、原料となっていた色素は、すべて天然色素でしたが、現在ではロウやラノリンを基材として合成香料、合成色素、防腐剤、酸化防止剤などの合成化学物質が配合されたものが主流のようです。
化粧品は色がとても重要ですね。最近では、中間色やラメ入り、金粉入りなど多種多様な色素が使われていますが、これらの色素は刺激性が強く、発ガン性(皮膚ガン)を持っているなど、その安全性が危惧されています。
■タール色素、顔料は発ガン性物質
タール系色素は石油から作られた合成色素で、現在83種が着色剤として化粧品に使われているようです。自然界には全く存在しない合成化学物質で、発ガン性をはじめとする危険性が高い物質が多く、食用には使用が禁止されています。使用成分表には赤色○○号、青色○○号などと表示されています。特に200号台の色素は毒性が強いともいわれています。
最近は光沢があり、落ち難い口紅が流行ですが、その成分については企業秘密が多いようです。
唇は角質層が非常に薄く、経皮吸収が容易な組織のひとつです。食事をすると当然、食べ物と一緒に口紅が口の中に入ってきます。一日に6回つけなおす女性の場合、一生の内に30本もの口紅を食べている計算になるそうです。 食品に使用禁止のタール色素が口に入る口紅に、なぜ使用されていいのか不思議です。また、口紅の代わりに透明なリップクリームなら良いかというと、無色に見えるリップクリームにもタール色素が入っていたりしますので、きちんと成分をチェックしましょう。
■カドミウムまで入れてどうするの
ファンデーションやアイシャドーに使用されている顔料は鉱物から生成され、接触性皮膚炎や皮膚ガンの発症が懸念される危険な化学物質です。なかにはカドミウムが含まれているものまであるそうです。
カドミウムといえば、ご承知のイタイイタイ病を発症させた有害物質で、一度吸収されると30年は蓄積されるといわれています。主に呼吸器系と腎臓に毒性が強く作用し、慢性気管支炎や肺気腫などの症状が現れます。
顔面の角質層はとても薄くつくられています。なかでもまぶたは角質層が非常に薄い部分です。アイシャドーにカドミウムが含まれると経皮吸収されやすく、深刻な障害を引き起こしかねません。
■ケミカルピーリングの危険性
最近フルーツ酸などを用いて皮膚表面の古い角質を除去し、新しい角質を再生させて美肌を作るケミカルピーリングが流行っています。フルーツ酸とはアルファヒドロキシ酸(AHA)といってブドウやリンゴに含まれる酸のことで、エステの宣伝では「自然界のマイルドな酸」などの安全性を強調しています。
肌がくすんで見えたり、メイクのノリが悪くなったりする原因は、表皮に残っている古い角質層が原因だとして、フルーツ酸ではぎ取ってしまおうという治療法です。
勝手に「マイルド」などと表現していても、薬品によって皮膚を腐食させることには変わりなく、おまけにエスティシャンの経験がどのくらいなのか、ピーリング剤の使用成分や濃度などに明確なガイドラインがないなど、危険性がつきまといます。
家庭用で気軽に出来るケミカルピーリング用石けんまで売り出されていますが、安易に角質層を剥離してしまうと、毎日使っている日用品に含まれる有害化学物質まで経皮吸収してしまう危険性があります。
■モイスチャーミルクってなに?
スキンケア商品の中で人気のあるモイスチャーミルクですが、これって牛乳とは無関係の化学物質でできています。保湿成分はグリセリンやジプロピレングリコール(DPG)などですが、DPGは染色体に異常を起こさせる危険性があります。ボディソープなどで肌を洗うと脱脂力が強くて肌の角質層にダメージを与える危険性があります。そこでヌルヌルさせる粘性物質を含ませることで、いかにも肌がスベスベしたように思わせるのが、モイスチャーミルクの正体です。本当は肌がスベスベになったわけではありません。
おまけに紫外線吸収剤が入ったUVカットモイスチャーミルク製品までありますが、紫外線吸収剤にはアレルギー症状を誘発するものや発ガン性物質もあります。妊娠した女性が使うと、胎児への影響も懸念されます。また、男性も正常な精子の数が減少してしまったという結果も出ています。
テレビではまるで牛乳成分がたっぷり含まれているようなイメージで、スベスベした肌をさすって気持ちよさそうな演出をしていますが、皆さんはきちんと成分をチェックしてから購入するようにしてください。
毛染め剤は、皮膚バリヤーが薄い頭皮から経皮吸収されています
近年、ヘアカラーが身近になり、自宅で誰でも手軽に髪の毛を染めることができるようになりました。子どもやペットにまで毛染めしている人がいます。
毛染めをするということは、当然頭皮による経皮吸収がなされるということです。頭皮は皮膚が薄くバリアーが弱いところなので、とても危険性が高まります。
■毛染め剤でショック死の危険性
毛染め剤に入っている物質は、パラフェニレンジアミン(PPD)という髪の毛を黒色系に染める物質ですが、強いアレルギー反応を起こすことが知られています。アナフラキシーという急性のショック状態で呼吸困難や鼻・口腔・のどなどの粘膜系の激しい痛み、咳きこみ、血液循環の障害が出ます。場合によってはショック死する場合もあるので、抵抗力のない子どもの毛染めはやめるべきです。
PPDは、接触性皮膚炎や粘膜のむくみ、結膜炎、鼻炎、気管支炎や喘息などの原因にもなります。また発ガン性物質、環境ホルモンとしても知られ、20年以上毛染めをつづけている人はリンパ腫を発症することが多いという報告もあります。
毛染め剤にはPPD以外にもアミノフェノールやレゾルシンという物質が含まれています。体内に入ると酵素を破壊して貧血を起こしたりします。
私たちは、すぐ障害が出ないと大丈夫だと思いがちですが、経皮毒は時間の経過とともに残留・蓄積されて発症するため、障害が現れたときには手遅れになっているのです。
■ヘアマニキュアにはタール色素
毛染めより手軽に髪の毛の色を変えることができるのは、若い人が使っているヘアマニキュアです。
ヘアマニキュアには染色剤にタール系色素が使われています。発ガン性物資で体内に吸収されるとアレルギー反応を起こすことがあります。染色剤の浸透を助けるために合成界面活性剤も使われています。頭皮の細胞を破壊して、有害化学物質を浸透しやすくしてしまいます。
化学物質の入った毛染め剤を何種類も使って仕事をしている美容師さんは、「経皮毒」について、特に気をつけていないと健康を害するのではないかと心配になります。
■粘膜吸収は経皮吸収の約13倍の吸収率だといわれています
私は子どもの頃から大の歯磨き好きで、今は電動の歯ブラシで念入りに磨いていますが(当然、石油系化学物質が含まれない歯磨き剤を使用しています)、一度中学の頃の実験で、ほんの少しの歯磨き剤をコップ一杯の水に溶かし、その中にメダカを入れたことがありましたが、すぐに死んでしまいました。でも、皆さんと同じで、何年使っていても別に何ともないので、いつの間にか実験のことは忘れ去っていました。
歯磨き剤は口の中で使うので、経皮吸収というよりは粘膜吸収されます。粘膜には角質層がないため皮膚バリヤーが効かず、有害化学物質は簡単に吸収されてしまいます。経皮吸収の約13倍もの吸収率といわれるので、私の様に脱石油系の歯磨き剤を使われることをお勧めします。
■味の変化は味蕾細胞が溶けたから
たいていの歯磨き剤に含まれている成分として、発泡剤として使われるラウリル硫酸ナトリウムがあります。合成界面活性剤の一種で、細胞膜を破壊し細胞を死滅させます。
朝歯を磨いたすぐ後に食事をしたり、ジュースを飲んだりするとなんだか味が変に感じたことはありませんか。原因はラウリル硫酸ナトリウムが、舌の味蕾細胞(味を感じる細胞)を一時的に溶かしているからといわれています。味覚障害の原因にもなります。
化学物質の運び屋さん、プロピレングリコールもよく使われていて、有害成分の経皮吸収率を高めることになります。よく心臓発作の時に舌の下に置く舌下剤がありますね。約13秒で心臓に達して発作を止めてしまう薬剤ですが、その吸収率を高めるために使われているのが、このプロピレングリコールなのです。
見方を変えれば、歯磨き剤に入っている有害化学物質も、プロピレングリコールの働きで、13秒ほどで心臓に到達し、血管の中を駆け巡り、全身に行きわたっている可能性があります。
歯磨き剤には、その他、フッ素、研磨剤や香料、着色剤などが使われています。フッ素は歯のエナメル質形成細胞に影響を与えたり、アルミニウムと結合するとアルツハイマーの原因になると言われています。

■子供用の歯磨き剤はもっと危険
子供用の歯磨き剤には、イチゴ味やバナナ味がつけられていますが、たくさんの香料や人工甘味料が添加されているので、さらに有害成分を吸収する可能性が高まります。
■口腔常在菌まで殺菌してしまいます
マウスウォッシュがなぜ人気なのでしょうか、CMも多いですが実際使っている人もたくさんいます。
確かに抗菌・除菌作用は期待できますが、本来口の中には口腔常在菌という菌が住みついていて口腔環境のバランスを整えています。なんと唾液1ミリリットルの中に約1億匹が生きているそうです。
マウスウォッシュは、こうした口腔常在菌まで除菌してしまうのです。
■これでも口に含みますか?
ところで、マウスウォッシュには何が入っているのか調べたことがありますか。
マウスウォッシュにはプロピレングリコールや香料、アルコールにたくさんの化学物質※が含まれています。なかには粘膜に刺激性の強いものや発ガン性物質、水質汚染など環境に悪影響を与えるものなどが含まれています。これは子供用も同じなので、特に注意が必要です。
マウスウォッシュは、うがいして吐き出した後でも一部は飲み込んだり、口に残留したりします。みんなが使っているからといって、こんなにたくさんの化学物質を本当にあなたの体に入れていいのですか?
■入れ歯は超音波洗浄が安全です
入れ歯洗浄剤には漂白剤が使われています。入れ歯は口から外して洗うので安全だと思われがちですが、ここにも危険は潜んでいます。
入れ歯は、プラスチックの粉と液を混ぜて作られますが、この場合残留モノマーといって液が溶け出してくることがあります。また、プラスチックを圧入して重合しているものは、ツルツルしているようですが、多孔質といって表面に小さな穴があいています。そこに洗剤の化学物質が浸透して残留するとアレルギー症状や炎症を起こし、味覚障害になる可能性があります。入れ歯は超音波で洗浄する方が安全です。
■赤ちゃんは免疫機能が未発達
ベビー用品とされる洗剤、乳液、ローション、沐浴剤にも化学物質が添加されています。(赤ちゃんを沐浴させるために病院からいただいたという沐浴剤にプロピレングリコールが入っていたという話もあります。)赤ちゃんの肌は角質層ができあがっていないために、化学物質の皮膚吸収率がとても高くなります。臓器も未発達ですから、経皮吸収され血流に流れ込んだ化学物質は肝臓でも代謝されにくく、残留・蓄積を起こしやすい状態です。そのため、アレルギー反応や皮膚障害を引き起こす乳児が増えています。
産まれて間もない赤ちゃんには、合成界面活性剤やプロピレングリコールなどが含まれた製品は絶対に避けるべきです。
■おしり拭きシートを使わないで!
私たちが普段使っているウエットティッシュには保湿効果を高めるためプロピレングリコールが使用されています。保湿効果って私たちの肌に対する保湿効果ではありません。ウエットティッシュをいつまでもしっとりさせるためのものなのです。
赤ちゃんのおしり拭きシートにもプロピレングリコールが含まれています。浸透力が高く運び屋の性質があるので、他の有害物質を一緒に運んでしまいます。赤ちゃんはウンチをしたりおしっこをするので、とくに生活にするわけですが、実は、体の中で最も経皮吸収率が高いのは肛門と性器なのです。
ウエットティッシュやおしり拭きシートを使うと、あなたの手と赤ちゃんのおしりが危険です。
■ベビー用ローションも化学物質
ベビー用ローションにも合成界面活性剤やプロピレングリコールが使用されています。健康な赤ちゃんの肌はベビーローションを使う必要がないほど油分を含んでいるので、化学物質でデリケートな肌や体を傷めないようお母さんが気をつけてあげてください。
■肌着用洗剤も安全なものを
よだれかけや肌着など直接肌に触れる衣類からは、残留洗剤が経皮吸収され、かぶれたり皮膚障害を起こすことがあります。洗濯する際は、合成界面活性剤や蛍光増白剤、柔軟仕上げ剤などが入っていない洗剤を選んでください。
■電子蚊取りの長時間使用は危険
電子蚊取りの中に入っている薬剤成分の多くはピレスロイド系の殺虫剤で、除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれる殺虫成分のピレトリン類や、化学構造的に類似した合成化学物質によってできています。神経毒の一種で即効的麻痺作用(ノックダウン効果)があるとされています。
電子蚊取りは煙も臭いも色も音すらしないので、ついつい気づかずに長時間使ってしまいます。締め切った部屋の中で使っている電子蚊取りから発揮される殺虫濃度は、屋外で散布された農薬よりも高濃度になっているのだそうです。
その結果、発汗、眼痛、意識障害、呼吸困難、体温上昇、接触性皮膚炎、けいれんなどの症状を引き起こす危険性があります。
■家庭用殺虫剤は農薬と同じです
農薬と聞けば危険、怖いというイメージがありますが、家庭用殺虫剤も農薬も使用物質は同じだと知っていましたか?ハエ、蚊、ゴキブリ、ノミ、ダニ、ムカデなどを退治するスプレー式や、くん煙式など種類も豊富ですが、なかには発ガン性物質や神経障害、生殖異常、免疫力低下などの原因になる成分が含まれています。
殺虫剤は吸入、経口吸収、経皮吸収の3ルートから私たちの体内に入り込みますが、とくに乳幼児や子どもは、化学物質に対する抵抗力が弱いので毒性に強く影響されます。
殺虫剤が撒かれた床や畳、家具などに遊びながら直接触ることが多いので経皮吸収に注意が必要です。
■脳の発育やDNAにまで影響
近年増加している子どもの多動症は、家庭や学校で使用する殺虫剤が一因となって、脳神経系の異常を引き起こしいるのではないかともいわれています。
また流産や、先天性異常児が産まれるDNA損傷まで引き起こす可能性があるともいわれています。生物の内分泌をかく乱する環境ホルモンとしての悪影響も考えられます。これは継世代的に毒性が引き継がれる状況になっていることを意味します。

■9種類の安全評価方
日用品や化粧品は人が長期的に使用するものですから、安全性については厳しく検査され、評価されなくてはなりません。日本ではその安全評価法として9種類の試験が義務づけられています。
試験の内容には動物実験もあり、長年ウサギやマウス、モルモットなどの動物が使われてきました。毒性を調べるために口から投与したり、皮膚につけたり、点眼したりします。
安全試験というと、シャンプーやリンスなど、商品をそのまま使って実験していると想像してしまいますが、実際は主に製品化する前の原料である、プロピレングリコールやラウリル硫酸ナトリウムなどの、化学物質の安全性を調べるための実験なのだそうです。
素朴な疑問ですが、ほとんどの日用品には、複数の化学物質が使われています。成分ひとつひとつは大丈夫?だとしても、混ぜ合わされると変化は起きないのでしょうか。プロピレングリコールなどは成分の運び屋さんですから、他の有害物質を引き連れてくる可能性があります。原材料を単体で試験しただけでは、安全とはいえないように思うのですが…
■消費者は専門家ではありません
医薬品には適応症や服用法、服用量は定められていますが、日用品や化粧品には書かれていません。
日用品は使われ方にも個人差がありますから、夜入浴して洗髪し、朝シャンする人だっています。なかには、シャンプーで体を洗ったりする人だっていると聞きます。体の部位によって吸収率が違ったり(経皮毒のぺージ参照)、さまざまな体質の人がいますから影響が出ないか心配です。
また、女の人の化粧品のように一日中、長期間使用する製品の原料を、短時間、短期間テストしただけで、長い時間使ったときの安全性まで確認できるものなのでしょうか。
■安全性の評価があいまいです
最近、無添加、無香料など自然派志向の製品に人気があるようですが、送られてくるダイレクトメールやインターネットの製品情報をよく調べてみると、堂々と指定成分が入っていたりしてビックリします。
「指定成分」とはアレルギーや皮膚障害を起こす可能性が高い成分を製品に使用した場合、厚生労働省が「薬事法」でその名称を記載するように定めたものですが、同じ成分でありながら、たとえば洗剤として化粧品では担当する省庁が違うために、物質名が違ったり、安全性の評価基準があいまいになっているようです。
もし、日用品や化粧品の安全評価があいまいなまま、動物実験がつづけられるとしたら、動物たちがかわいそうです。私自身は動物実験の必要のない「脱石油で作られた製品」を日々使っていますが、一時もはやく、全メーカーが動物実験の必要がないくらい安全な原材料をつかって、製品を作ってほしいと願っています。
| 急性経口毒性試験 (単回投与毒性試験) |
・試験動物種は、雄性および雌性のラットまたはマウスとし、1郡5匹以上 ・観察期間:14日 |
| 皮膚1次刺激性試験 | ・試験動物種は、原則として若齢成熟白色ウサギ、または若齢成熟白色モル モットとし、1郡3匹以上 ・観察期間:24、48および72時間 |
| 連続皮膚刺激性試験 | ・試験動物種は、原則として若齢成熟白色ウサギ、または若齢成熟白色モル モットとし、1郡3匹以上 ・投与方法は原則として開放塗布、1日1回、2週間反復投与で週5日以上 ・観察期間:投与期間中の毎日 |
| 光毒性試験 | ・試験動物種は、原則として、1郡5匹以上 |
| 皮膚感作性試験 | ・試験動物種は、原則としてモルモットとし、1郡5匹以上 ・観察:皮膚反応を判定基準によって評価 |
| 光感作性試験 | ・試験動物種は、原則としてモルモットとし、1郡5匹以上 ・観察:皮膚反応を判定基準によって評価 |
| 眼刺激性試験 | ・試験動物種は、原則として成熟白色ウサギとし、1郡3匹以上 ・観察期間:1、24、48および72時間後に目の観察を行う |
| 変異原性試験 | ・試験動物種は、原則として成熟雄マウスとし、1郡5匹以上 |
| ヒトパッチ試験 | ・試験対象は、日本人で、40例以上 |












